
複数の中国メディアの報道によると、複数のユーザーがSNS(交流サイト)上で、百度地図のナビ画面に「3Dで再現された車線に広告が組み込まれている」と指摘した。車線の立体表示画面を開くと「疲れた?眠い?東鵬特飲を飲もう」など広告の文字が表示されるという。
百度の関係者は、広告の存在を認めたうえで、同社の創業者でCEO(最高経営責任者)の李彦宏氏が、今年の「目標と主要成果」で「地図部門を黒字化する」と明確に指示していたと明かした。
百度地図の広告部門の担当者によると、東鵬特飲の広告はカスタマイズ案件で、今回の広告挿入にかかる広告費用は人民元で1000万元(約2億円)を超える見込みだという。
関係者によれば、現在市場にあるナビアプリの多くも広告を導入しているが、ナビ中に付近の店舗情報を音声で読み上げたり、ナビ終了後に割引クーポンなどを配信する仕組みだという。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202505110121.aspx