タイトルなし中国の習近平国家主席は8日、モスクワのクレムリンでロシアのプーチン大統領と会談した。習主席は米国の単独主義や覇権的行動を念頭に、国際社会で広がる一方主義や強権的いじめに対抗するため、中国はロシアと共に世界大国としての特別な責任を担い、中ロおよび広範な発展途上国の権益を断固として守ると述べた。

 今年は中国の抗日戦争や旧ソ連の対独戦など、第二次世界大戦における連合国側の勝利から80年の節目にあたる。習氏は、中ロ両国が莫大な犠牲を払い、平和と人類の進歩に歴史的貢献を果たしたと強調した。習氏は、モスクワで行われる記念式典にも出席する。

 また習氏は、中ロの関係強化は両国の長年の友好を引き継ぐだけでなく、国際社会での公平や正義を守るためにも重要だと述べた。さらに、世界を一部の国が支配するのではなく、力のバランスが取れた多極的な秩序や、すべての国が利益を得られる経済の仕組みを作るためにも、中ロの協力は必要だと強調。国連の役割を重視し、安全保障理事会の常任理事国として責任を果たす考えも示し、国際的なルールづくりに両国で取り組む姿勢を明らかにした。

 ロシア大統領府によると、プーチン大統領は習氏との会談で、中ロ関係を「鋼鉄のような友情」と表現し、あらゆる分野での協力強化を強調した。米国の「二重の封じ込め」に対抗する必要性を指摘し、歴史の真実を守りネオナチズムに共同で対抗する姿勢を表明した。さらに、2030年までに貿易・投資を大幅に拡大する意向を示し、中ロの戦略的連携を深める考えを示した。


◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202505080288.aspx

https://std.stheadline.com/realtime/article/2067911/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E7%BF%92%E8%BF%91%E5%B9%B3%E8%88%87%E6%99%AE%E4%BA%AC%E8%88%89%E8%A1%8C%E6%9C%83%E8%AB%87-%E5%BC%B7%E8%AA%BF%E4%B8%AD%E4%BF%84%E6%94%9C%E6%89%8B%E6%8E%A8%E5%8B%95%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%9A%E6%A5%B5%E5%8C%96

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