25年4月18日蘇州事件2 中国外務省は16日、在中国日本大使館に、江蘇省蘇州市で日本人母子らを襲撃した事件の加害者、周加勝被告への死刑が執行されたと通知した。日本政府関係者もこの事実を認めた。香港メディアの星島日報などが伝えた。

 襲撃事件は2024年6月24日に発生し、蘇州市内のバス停で日本人学校のスクールバスを待っていた30代の日本人女性と学齢前の男児が襲われて負傷。2人をかばおうとした中国人のバス保育係、胡友平さん=当時(54)=が刺されて死亡した。周被告はその場で捕まり、同年11月に起訴された。今年年1月23日に故意殺人罪で死刑判決を言い渡された。

 事件後、当時の岸田文雄首相は「極めて卑劣な犯罪」と非難し、中国側に真相の解明と説明を求めたが、犯行動機はいまだ明らかにされていない。判決後も、日本人学校のスクールバスが襲撃された理由や詳細は不明で、現地在住の日本人からは中国当局の説明が不十分との声が上がっている。

  広東省深セン市でも2024年9月、日本人学校に通う日本人男児が刺殺される事件が発生し、加害者の鍾長春被告(45)が2025年1月に死刑判決を受けた。執行日は決まっていない。

◇出典

https://www.chinatimes.com/realtimenews/20250417005372-260409?ctrack=pc_chinese_headl_p04&chdtv

https://std.stheadline.com/realtime/article/2064456/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E6%97%A5%E4%BA%BA%E8%98%87%E5%B7%9E%E9%81%87%E8%A5%B2%EF%B8%B1%E6%AF%8D%E5%AD%90%E8%A2%AB%E6%96%AC%E8%87%B4%E6%A0%A1%E5%B7%B4%E5%A5%B3%E5%B7%A5%E8%BA%AB%E4%BA%A1-%E6%97%A5%E5%AA%92-%E8%A1%8C%E5%85%87%E7%94%B7%E5%AD%90%E5%B7%B2%E8%A2%AB%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%AD%BB%E5%88%91