
中国大使館の報道官は「ブリティッシュ・スチールは2019年に経営破綻し、2020年に敬業集団が買収して以降、多額の資金を注入して操業を支えてきた」と指摘。「中国企業の支援がなければ、労働者はとっくに職を失っていたはずだ」と語った。
報道官は、在英中国企業は英国経済に大きく貢献しており、総額1150億英ポンド(約22兆円)以上の経済効果と約6万人分の雇用を生み出していると述べた。その上で「米国が英国を含む各国に高関税を課す中、米国を非難せずに中国だけを攻撃するのは何を意図しているのか」と疑問を投げかけた。
ブリティッシュ・スチールの工場はイングランド北部スカンソープにあり、数千人を雇用する英国最後の高炉一貫製鉄所。敬業は12億英ポンド以上を投資したが、1日約70万ポンドの赤字が続いている。今年3月末に工場閉鎖を発表したが、英議会が閉鎖阻止法案を可決し、政府が経営に乗り出すことが決めた。国有化の可能性もある。
◇出典
https://udn.com/news/story/7333/8680063?from=udn-catelistnews_ch2
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