米中政府が10日、互いに追加関税を発動する中、中国の習近平国家主席がトランプ米大統領との対話を急がないことについて、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、今後の米中関係の方向を定めるため、習主席側が入念な準備を行っているためと報じた。台湾の中央通信社が12日伝えた。

 米政府高官によれば、米中がフェンタニル(合成麻薬)問題で実質的な進展があれば、米側は追加関税を一時停止する用意がある。しかし、習主席側は合成麻薬にとどまらず、さらに幅広い話し合いを目指しているため、米中首脳の対話が実現していない。

◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202502120372.aspx

https://www.wsj.com/world/china/beijing-prepares-its-opening-bid-to-talk-trade-with-trump-ccec3ca4?mod=china_more_article_pos9