25年2月12日新華社2023年10月の李克強前首相の急死事件に疑問を持ち、真相を求める公開書簡を発表した中国国営新華社通信の元幹部、顧万明氏が、24年11月に上海の裁判所から「騒乱挑発罪」で懲役1年の判決を言い渡されていたことが分かった。新華社も定年退職者の待遇を取り消した。台湾の中央通信社が、中国の反体制メディア、維権網の情報として伝えた。

 李前首相は23年10月27日に上海で急死した直後、元新華社広東支社長の顧氏は、共産党中央に向けて公開書簡を発表し、火葬の停止、死亡状況の調査、死因の究明など5つを求めた。

 顧氏は公開書簡の発表後、まもなく当局が拘束。上海市閩江区の裁判所が24年1月、顧氏に有罪判決を言い渡した。新華社の別の元記者は「顧氏は党中央に勝手な意見具申をしたことで、タブーに触れた」と述べた。

 顧氏は1951年生まれ。1982年に新華社に入り、広東支社長を務めた後、2011年に定年退職した。有罪判決を受けたことで年金の支給などが受けられなくなる。


◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202502110301.aspx

https://wqw2010.blogspot.com/2025/02/blog-post_65.html

◇参考情報