25年1月17日労働者 台湾の中央通信社によると、中国各地で春節(旧正月)を前に、賃金支払いを求める出稼ぎ労働者「農民工」の抗議行動が頻発している。ビルの屋上などに上がり、飛び降りると叫んで支払いを求める騒ぎが増加。警察が出動し農民工を拘束している。(写真は星島日報のサイト)

 SNS(交流サイト)「X」の著名反体制アカウント「李先生はあなたの先生ではない」によれば、1月7日~10日、四川宜賓、河南鄭州、江西南昌、広東、陝西西安などで出稼ぎ労働者がビルに上がり、賃金支払いを求める騒ぎを起こした。

 農民工による飛び降り騒ぎの頻発は、社会の注目を集めることが目的。これまでは賃金欠配の企業の前で、横断幕を掲げて抗議していたが、短時間で追い払われいた。飛び降り騒ぎでは警察や消防が出動するなど大事となる。

 香港メディアの星島日報によると、福建省アモイ市では14日、賃金支払いを求め国有企業、象嶼集団のビル前で抗議活動を行ったところ、ホースで消火用水を噴射され追い払われた。

 農民工が放水を受ける動画がネットで拡散。ネット上では、企業側の手荒な方法に対し怒りの声が相次いで挙がった。

◇参考情報
上海の車内装材メーカーで争議 労働者が道路封鎖