英BBC放送は13日、中国系越境電子商取引(EC)の「SHEIN(シーイン)」が運営する広東省広州市の衣服工場で、従業員が中国の労働法に違反して、毎週75時間もの長時間労働を行っていると報じた。台湾の中央通信社が13日伝えた。

 SHEINはシンガポールに本社を起き、海外市場を開拓しており、価格の低さで各国消費者に支持されている。BBCは、SHEINの成功は中国本土にある数多くの工場に支えられているが、労働状況は法に違反していると指摘した。

 BBCが「SHEIN村」と呼ばれる工場団地にある工場10カ所を訪問。従業員20人余りに取材したところ、彼らの大多数が「休日は1カ月に1日で、毎日の勤務時間は午前8時から午後10時まで」と述べた。

 中国の労働法は、勤務時間は1日の8時間以内、1週間に44時間以内と定めている。労組と従業員が同意すれば残業は1日1時間まで認められている。特別な状況があれば1日最大3時間の残業が可能だが、1カ月では36時間以内に制限されている。

 SHEINはBBCの取材を拒否したが、別にコメントを発表。当社が従業員に対し公平かつ十分な待遇を維持することに力を入れていると表明した。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202501130203.aspx

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250113/bkn-20250113100018734-0113_00822_001.html