2024年12月18日理想 中国メディアの紅星新聞によると、中国の新興電気自動車(EV)メーカー、理想汽車(北京市)の「理想L9」が14日午前10時ごろ、陝西省西安市を走行中、ソフトウエア更新のため突然動力が止まって停止した。運転手の男性(45)は、ネット経由でソフトの機能を更新する「オーバー・ジ・エア(OTA)」が終了までドアも窓も開けられず、40分間も車内に閉じ込められたという。(写真は紅星新聞のサイト)

 男性によると、理想L9は西安市の西影路を走行中、車載モニターが突然ブラックアウトしまもなく停車した。ブレーキは効かず、ギアの切り替えも不能。あらゆるボタンは反応がなくドアも開かなくなった。

 男性は「幸い車は一番外側の車線を走行中で、スピードも速くなかった。後ろの車も急いで避けてくれた。もし高速道路を走っていて突然止まったら、想像したくもない結果になっていた」と語った。

 男性は理想L9を2022年に46万元(約971万円)で購入し、これまでに4万キロ走行した。

 男性が理想汽車のカスタマーセンターに電話すると「システムがアップグレードした。申し訳ない」と語った。男性は「車が静止するまで、なぜ待てないのか。あるいはわれわれが都合の良い時、更新できるようにすれば良い」などと話した。

 男性がネット上に情報を投稿したところ、別の理想汽車のオーナーらがシェア。「OTAの時間を予約できるようにするか、事前に予告するべき」などのコメントが書き込まれた。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1818500738320684308&wfr=spider&for=pc

https://std.stheadline.com/realtime/article/2041798/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E7%90%86%E6%83%B3L9%E5%8D%8A%E8%B7%AF%E7%86%84%E7%81%AB%E6%9B%B4%E6%96%B0OTA-%E8%BB%8A%E4%B8%BB%E7%A8%B1%E8%A2%AB%E5%9B%B041%E5%88%86%E9%90%98