2024年12月3日リトアニア
 台湾の中央通信社によると、バルト3国のリトアニア11月30日、が同国駐在の中国代表事務所の外交官3人を「ペルソナ・グラータ(好ましからざる人物)」に指定し国外追放すると発表したことについて、中国外務省は2日「粗暴で挑発的な行為」として強く反発し、対抗措置を行う可能性を示唆した。(写真は東網のサイト)

 バルト海では11月17~18日、フィンランドとドイツ間、スウェーデンとリトアニア間の海底ケーブルが切断される事件が発生。中国の貨物船「伊鵬三号」が関与したとの疑惑が高まっている。リトアニアによる中国外交官追放と海底ケーブル切断が関連しているとの見方も出ている。

 リトアニアは、中華民国に台湾名による代表事務所開設を許可したことから、中国は一つの中国の原則に反すると反発して2021年8月に大使を召喚。リトアニアにも大使の召喚を求めた。

 台湾紙・聨合報によると、リトアニア外務省は11月30日、中国人外交官3人に対し、1週間以内に出国するよう求めた。リトアニア議会外交事務委員会の委員長は「今回の追放はスパイ活動とは無関係」と述べた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202412020172.aspx

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