2024年11月5日瀋陽 中国メディアの環球時報によると、遼寧省瀋陽市瀋河区の食品市場「小河沿早市」で4日午前8時18分ごろ、乗用車が運転操作を誤って群衆に突っ込んだ。地元の警察によれば13人がけがして病院に運ばれたが、命に別状はない。また、警察は乗用車を運転していた男(27)を拘束し、詳しい事故原因を調べている。(写真は星島日報のサイト)

 監視カメラの映像によると、白色のスポーツタイプ多目的車(SUV)が野菜や果物の露店をなぎ倒した後止まり、運転手が群衆に取り囲まれた。映像には「殴り倒せ」などの群衆の怒声も録音されていた。
 目撃者の女性商店主は「朝8時ごろ店で働いているとボンという大きな音が聞こえた。けが人の数は分からない」と述べた。

 別の商店主によれば、「小河沿早市」は早朝から多くの業者が集まって農産物などを売っており、非常ににぎやか。1月に瀋陽市が行った春節(旧正月)の観光キャンペーンで、この市場は10大撮影スポットの一つに選ばれた。

 中国では車が暴走して、歩行者らをはねる事件が多発。23年1月には広東省広州市で、猛スピードの車が歩行者らをはね6人が死亡、29人がけがした。運転手は同年4月に死刑判決を受け今年4月に執行された。