中国メディアの光明網によると、広東省疾病対策予防センターは、広東省で10月21~27日の1週間に確認されたデング熱の新規患者は1785人だったと発表した。同センターによると死者の情報はない。(写真は東網のサイト)
デング熱患者は広東省の21県市で確認された。うち仏山の453人、広州の439人、深センの222人が上位3市。また、海外での感染者が10人で、広州が5人、東莞が2人、珠海など3市で各1人を確認した。
同センターによると、デング熱はデングウイルスが引き起こす蚊媒介の伝染病。4種類の血清型があり、1種類の血清型に感染後、別の種類に再感染すると「抗体依存性感染増強(ADE)」により重症化する恐れがある。デング熱の致死率は1%以下だが、重症化すると20%を超えるという。
デング熱は特効薬がなく、治療の重点は鎮痛剤による痛みのコントロールとなる。ただ、深セン市疾病対策予防センターは、解熱鎮痛剤「イブプロフェン」など非ステロイド性抗炎症薬は出血のリスクが高まるとして、使用しないよう呼びかけている。
◇出典
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1814775784918475537&wfr=spider&for=pc