2024年11月1日大雨 英製薬大手アストラゼネカは10月30日、中国区総裁のレオン・ウォン(王磊)氏が中国当局の取り調べを受けていると発表した。同社は、ウォン氏が勾留されているかは明らかにしなかった。同社は「取り調べに全面協力する」とコメントした。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が同日ロイター通信の情報として伝えた。(写真は東網のサイト)

 中国当局は今年9月、アストラゼネカの現役職員と元職員数人を拘束。ブルームバーグ通信は、職員らが違法活動に関わったと報じたが、当社は詳しい情報を明らかにしていない。

 アストラゼネカは、中国市場では欧米製薬会社の中で最も有力。23年には4億5000万米ドルを投じて中国に工場を建設する計画を発表。中国企業多数と事業協力で合意した。

 中国当局は近年、医療分野で腐敗取り締まりに力を入れており、外国製薬会社の多くが捜査対象となっている。23年には、南アフリカのアスペンが腐敗関連の捜査対象となり、事業中断の危機に直面している。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/jw3-astrazeneca-china-president-currently-under-investigation-10302024130128.html

https://www.cna.com.tw/news/acn/202410310243.aspx