2024年9月17日社会科学院香港メディアの星島日報によると、中国政府の最高研究機関、中国社会科学院の経済研究所で指導部全員が更迭されたことが分かった。「党中央を巡る妄言」が理由。中国社会科学院では10年前に起きた、日本研究所副所長だった金熙德氏をめぐる「スパイ事件」以降、最大規模の「政治的激震」となる。(写真は星島日報のサイト)

 指導部更迭の発端は、社会科学院公共政策センターの朱恒鵬主任で、近年は公立病院改革や医療保障制度の研究を行っていた。朱主任は「妄言」の疑いで厳しい処分を受けた。その後、8月末までに経済研究所長、党委員会書記、副所長が更迭された。

 中国社会科学院は、哲学や社会科学で最高の学術団体で、中央政府のシンクタンクでもあり、イデオロギー面で重要な役割を負っている。

 約10年前の「スパイ事件」で、金熙德氏と当時の公共政策研究センターの陸建華副主任が粛清された。その後、政治的事件はほとんどなかった。

◇出典

https://std.stheadline.com/realtime/article/2023806/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E8%A7%80%E5%AF%9F-%E7%A4%BE%E7%A7%91%E9%99%A2%E7%B6%93%E6%BF%9F%E6%89%80%E9%A9%9A%E5%82%B3-%E5%9C%B0%E9%9C%87

https://www.cna.com.tw/news/acn/202409160031.aspx