中国メディアの済南時報によると、重慶市の渝中区、梁平区、雲陽県の各教育委員会は28日、高温が続いていることを理由に、小中学校と幼稚園の生徒・児童と教師の安全を守るため、秋の新学期の開始を9月9日に延期することを通知した。(写真は済南時報)
重慶市では21日以降、観測史上初めて、7日連続で最高気温が40度を上回った。気象情報サイトの中国天気網によれば、8月28日~9月2日も高温が続き、4日連続で40度以上を記録する恐れがある。
重慶市衛生健康委員会などは、熱中症の1級警報を発出。熱中症患者の状況を報告するよう各地の下部機関に求めたほか、鉄道駅、河川港、大型イベントの会場などに臨時の診療所を開設するうよう指示した。
中国天気網によると、重慶を含む四川盆地上空には高気圧が居座り、雲が少ない晴天が続いている。盆地の地形も関係して多くの地区で気温が40度を超えた。
重慶市気象台の胡春梅・首席予報員は「亜熱帯高気圧が重慶上空に居座っている。今後10日は暑い晴天が続く」と述べた。
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