2024年8月13日景勝地 中国メディアの極目新聞によると、広西チワン族自治区崇左市大新県の景勝地「徳天の滝風景区」で、滝の観賞用に設置された「魔法のじゅうたん」と通称されるベルトコンベアー式の移動用設備が故障し、客1人が死亡、60人が重軽傷を負った。(写真は極目新聞の画面)

 関係者によると「魔法のじゅうたん」は、貨物輸送用のベルトコンベアーと同じ原理で客を運ぶ。ケーブルカーなどに比べ価格が格段に低く、各地の観光地で採用が進んでいる。乗客が多すぎたり設置する斜面の傾斜が急過ぎる場合、ベルトが切れたり滑り落ちたりする危険がある。

 同風景区の「魔法のじゅうたん」は山の斜面に2つの区間に分かれて設置され、長さは計356メートル。秒速0.6~1メートルで移動し、1時間に3000人を運べる。

 中国メディアの新京報によると、事故は山すそにある「魔法のじゅうたん」の出発地点の近くで起きた。客が1メートル間隔で座り動き始めたところ、約2分後に突然停止。斜面上方に乗っていた客が転がり落ちてきて、下方の客が押しつぶされたという。

 別の報道によると、同風景区の「魔法のじゅうたん」は、2023年1月にも事故を起こし、複数のけが人が出た。

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