2024年7月1日国防相米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、男に刃物で襲われた日本人母子を守ろうとして、中国人女性の胡友平さん(55)が重傷を負いその後死亡した事件で、中国のSNS(交流サイト)では哀悼の声が広がっている。(写真はVOAのサイト)

 男の犯行の動機は不明だが、ネット民の多くは、中国の評論家やメディアが近年、排外主義を煽り続けたことが、悲劇の原因と指摘している。専門家からは、女性が行動のお陰で、日中関係の危機が避けられたとの指摘が出ている。

 中国の報道によれば、胡さんは6月24日、江蘇省蘇州市のバス停で、刃物で日本人母子を襲おうとした男を止めようとして自身が刺され、病院に運ばれたが2日後に死去した。母子は蘇州日本人学校の送迎バスを待っていた。胡さんは送迎バスの案内係で、男が先に車内に入ろうとしたのを防いだ。

 在北京の日本大使館は、胡さんの死去に哀悼の意を示すため半旗を掲げた。金杉憲治対しも動画を通じ、身をもって子どもらを守り、さらに大きな不幸を防いだ胡さんに対し敬意と哀悼の意を示した。
 
◇出典

https://www.voachinese.com/a/china-japan-assault-20240628/7677559.html

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shehui/hx-06282024045244.html

◇参考情報
吉林の米国人刺傷事件、米ホワイトハウスが懸念表明