ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、江蘇省蘇州市で24日午後、日本人学校のスクールバスを待っていた日本人母子が中国人の男に刃物で襲われた事件で、現地の警察は地元の無職の男(52)を拘束し動機などを調べている。(写真はVOAのサイト)
現場は蘇州日本人学校の北約1キロ。多くの日本人が暮らしており、不安が広まっている。蘇州日本人学校は6月25日、一時休校を決めた。
蘇州日本人学校の正門付近では、警備員多数と私服警官が巡回。移動式の鉄柵を置いたり、監視カメラによる警戒を強化するなどしている。
米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、在上海の日本総領事館は、当局に対し事件の再発防止と情報の共有を求めた。在北京の日本大使館は、中国で最近、人が集まる場所で、刃物による刺傷事件が発生しているとして、公園や学校、地下鉄駅などでは、周囲を警戒するよう邦人に呼びかけた。
中国外務省は25日、「偶発的な事件だった」との見方を示した。ただ、今月10日にも、吉林省吉林市の公園で、米国人の大学教員4人が男に刺されてけがする事件が起きており、海外の専門家からは「外国人敵視の行為だったとすれば、『戦狼外交』の結果だ」との指摘が出ている。
◇出典
○吉林の米国人刺傷事件、米ホワイトハウスが懸念表明
◇出典
https://www.voachinese.com/a/reax-to-incident-of-japanese-stabbed-in-suzhou-20240625/7669517.html
https://www.voachinese.com/a/china-detains-suspect-in-knife-attack-on-japanese-school-bus-police-say-20240625/7669215.html
https://www.rfi.fr/cn/%E5%9B%BD%E9%99%85/20240625-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%AF%8D%E5%AD%90%E5%9C%A8%E8%8B%8F%E5%B7%9E%E8%A2%AB%E7%A0%8D%E5%90%8E-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%AE%98%E6%88%BF%E9%95%BF%E5%AE%98%E5%90%81%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E9%98%B2%E6%AD%A2%E5%86%8D%E7%A0%8D%E6%9D%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA
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