中国南方の福建、広東両省の各地で大雨による土砂災害が発生し、17日までに計9人が死亡、17人が行方不明となった。うち広東省梅州市は死者5人、行方不明15人、福建省竜岩市武平県は死者4人、行方不明2人となっている。澎湃新聞などの中国メディアが伝えた。(写真はRFAのサイト)
送電会社の南方電網広東電網によると、広東省では大雨の影響により約32万戸が停電した。17日午後4時までに6割が復旧したという。
広東省梅州市では16日から激しい雨が降り、同市の平遠県泗水鎮では24時間で369.3ミリの雨量を記録した。平遠県の泗水鎮、仁居鎮、東石鎮などでは山崩れなど土砂災害が起きた。
福建省竜岩市武平県も16日から大雨が降り、同県岩前鎮では同日午後2時から24時間の雨量が372.4ミリに達した。同県の17郷鎮(町村)で水害や土砂災害で約4万7800人が被災。家屋378戸が倒壊し、農地880ヘクタールが被災した。直接的な経済的被害は4億1500万元(約90億円)に上った。
◇出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_27759246
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_27762554
https://www.cna.com.tw/news/acn/202406170351.aspx