中国メディアの光明網などによると、海南省海口市美蘭区で7日午前7時37分ごろ、電気自動車(EV)が猛スピードで駐車場から飛び出し、通行中の電動二輪車と歩行者をはねた。現地警察の8日の発表によれば1人が死亡、3人がけがした。(写真は東網のサイト)
EVは、中国IT機器大手、小米技術(シャオミ)の自動車製造子会社が製造する電動SUV(スポーツ用多目的車)の小米SU7。シャオミは7日「データを調べたところ、事故発生時、ブレーキは正常で、アクセルは踏まれた状態だった。警察の捜査に全面協力している」などとコメントした。
地元の警察は8日、事故は運転手の運転ミスが原因とみて、運転手を拘束したと発表。さらに事故原因を調べるとしている。ただ、関係者からは、EVが制御不能になったことが事故原因との指摘も出ている。
監視カメラの映像によれば、小米SU7は急加速して駐車場出入り口の遮断器を突破。前の道路の自転車レーンに飛び出して電動二輪車と歩行者をはね、さらに分離帯を乗り越えて車道に出てからようやく止まった。
中国ではEVの暴走事故がしばしば報じられている。5月31日には、山東省臨沂市蘭山区の金鑼大橋で、米テスラのEVが電動バイク3台を次々にはねた。同市の警察によると、電動バイクの1人が死亡、2人がけがした。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1801283034061048760&wfr=spider&for=pc
https://www.cna.com.tw/news/acn/202406070263.aspx
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20240608/bkn-20240608170851467-0608_00952_001.html
◇参考情報
○ファーウェイ開発のEVが追突炎上 運転手ら3人死亡