中国メディアの澎湃新聞などによると、山西省沁県の県政助言機関である沁県政治協商会議(政協)の郭建宇主席(58)が3日午前7時ごろ、同県の路上で刃物で刺され死亡した。都市再開発の立ち退きをめぐるトラブルのためとみられている。(写真は星島日報のサイト)
警察は同日午後7時45分ごろ、容疑者として地元に住む男(59)を沁県内で拘束した。警察が動機など詳しい事情を調べている。
関係者によると、犯行現場は凄惨な状況で、郭主席は深い傷を負い病院に運ばれた。刺した男は犯行後、直ちに逃走した。警察が3万~5万元(65万~108万円)の懸賞金を用意して、住民に通報を呼びかけていた。
郭主席は4月に就任したばかり。2006年4月から11年5月まで、沁県定昌鎮トップの党委員会書記を務めた。関係者によれば容疑者は、郭主席が党委員会書記だった時期、都市再開発の立ち退きをめぐり恨みをつのらせていたという。
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