中国メディアの紅星新聞によると、中国疾病対策予防センターは、中国全土で4月に確認された新型コロナウイルスの新規重症者は322人、死者は14人だったと発表した。

 4月にコロナ患者1万1299人から検出した新型コロナウイルスを調べたところ、全部がオミクロン株。「JN.1」、「JN.1.4」「JN.1.16」の3つの派生型が上位を占めた。

 インドで今年1月に見つかった「JN.1」の変異株「KP.2」の感染者も、広東省で3月で確認されている。専門家は、「KP.2」の感染が中国で拡大する可能性は小さいとみている。

 同センターによれば、中国では今年3月、全国の観測対象の医療機関で、新型コロナの検査人数に占める感染者の割合である陽性率が最高21.1%となり、流行の小さなピークを迎えた。3月の陽性率は昨年7~9月の最高値を上回った。

 陽性率は23年12月に1%に低下後、上昇を始めていた。4月末には再び5.9%に低下した。

◇出典

https://www.dahebao.cn/news/2039144?cid=2039144

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20240514/bkn-20240514130434974-0514_00952_001.html

◇参考情報