2024年4月17日江西
 中国メディアの新京報などによると、江西省各地で16日、対流活動が活発化し、豪雨や落雷、強風などに大荒れの天気となった。同省の対策本部によると16日午後4時30分現在、撫州市楽安県で1人が落雷で死亡した。強風やひょう、水害による被災者は計6221人に上った。

 江西省全体で88人が避難し、うち27人が避難所などに収容された。農地1000ヘクタールが被災し、うち15ヘクタールは収穫不能となった。家屋は107世帯の105戸が損壊した。経済的損失は1283万元(約2億7000万円)と推計される。ただ、16日午後10時現在、江西省内の全河川が警戒水位を下回っている。

 江西省の各地では15日夜から16日朝にかけ、最大直径5センチのひょうが降った。撫州・東郷では16日午前、短い時間に豪雨や、雷、強風に見舞われ、大木が倒れたり枝が折れたりした。

 江西省では3月31から4月初め、対流活動の活発化。暴風とひょうのため省都南昌や九江など9市と54県で約9万3000人が被災し計7人が死亡した。

 中国の中央気象台は17日、湖北や湖南、江西、浙江などで今後3日間に豪雨による災害が起きる可能性が高いとの警告を発表した。対流活動の活発化による災害の恐れもある。

◇出典

https://www.bjnews.com.cn/detail/1713310265129236.html

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20240417/bkn-20240417083904215-0417_00952_001.html

◇参考情報