2024年4月16日養豚場 中国メディアの長城網などによると、四川省彭州市麗春鎮塔子村の養豚場で13日午後、家畜糞尿の貯留池で有毒ガスが発生し、経営者と従業員ら計7人が死亡した。発生したのはメタンガスとみられ、当局が事故原因を調べている。(写真は東網のサイト) 

 当局者によると、養豚場の従業員1人が誤って貯留池内に転落し、助けに向かった他の従業員らが次々に倒れた。経営者と家族も含まれていた。

 養豚場は塔子村の外れの小山の中にあり、大小の建屋5棟と貯留池などが作られている。地元住民は「経営者は地元民でなく、最近、養豚場を引き継いだ。豚7000頭を飼育していた」と話している。

 家畜糞尿の貯留池では、無酸素の状態で発酵し、有毒のメタンガスが発生する。メタンと二酸化炭素のほか硫化水素も含まれ、人の窒息のほか爆発の恐れがある。

 中国では今回と類似の絡む労災事故がしばしば発生。昨年5月には、浙江省紹興市の産業排水処理会社の汚水槽内で有毒ガスが発生して作業員2人が死亡、1人が重傷を負った。この時も1人が倒れた後、別の作業員2人が、防毒マスクと着けないまま救助に向かい中毒して倒れた。


◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1796333027109752098&wfr=spider&for=pc

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1796302970574088988&wfr=spider&for=pc

◇参考情報