米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、国際社会が新疆での人権状況を問題視して制裁を強める中、中国政府は10日、北京で、南アフリカやパキスタン、カザフスタンなど49カ国の在京大使ら招き、交流会を開催した。(写真は新疆ウイグル自治区政府のサイト)
交流会では、新疆の経済発展ぶりや人権の保障状況について紹介が行われた。各国代表はそれぞれ、新疆との経済交流の強化を要望した。
シリアの大使は「一部の西側の国はでたらめを言って、新疆の繁栄と成功を阻止しようとしている」と批判。「新疆の発展ぶりは国際社会が認めるところ。中国と周辺諸国の架け橋となり、地域の経済発展を促進できる」などと述べた。
中国メディアの天山網によると、交流会は「北京新疆大廈」で行われ、参加者は49カ国の約50人。うち在京の大使21人が出席した。新疆ウイグル自治区のナンバー2のイスマイル・ティリワルディ主席も出席して新疆の現状を紹介した。
陳暁東外務次官も演説し「新疆の成果は、誰の目にも明らか。ごく少数の人が色眼鏡を掛けて新疆を見て、うそをでっちあげ、ウイルスを振りまいている」などと語り、暗に西側を批判した。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen
https://www.xinjiang.gov.cn/xinjiang/xjyw/202404/1209ce6e98ce4863827504c03a660457.shtml
◇参考情報