中国メディアの澎湃新聞によると、国家疾病対策予防局は1月30日、浙江省でインフルエンザH3N2亜型と鳥インフルエンザH10N5亜型に混合感染した患者を確認したと発表した。患者は女性(63)で昨年12月16日に死亡した。(写真星島日報のサイト)
女性は安徽省宣城市在住で、多くの基礎疾患があった。23年11月30日にせきとのどの痛み、発熱などの症状が現れ、12月2日に重症化して病院で治療を受けた。12月7日に浙江省の医療機関に転院した。
死亡患者の状況を検証中、浙江省の保健当局が女性がH3N2亜型とH10N5亜型の両方に感染していたことを確認した。中国疾病対策予防センターの検査でも同じ結果が出た。 国家疾病対策予防局によれば、H10N5亜型は鳥由来で、通常はヒトに感染しないが、今回は偶発的に起きたとみられる。これまでにヒト間で感染した例はない。
専門家は、死んだ家禽は避け、生きた家禽もなるべく直接触らないよう呼び掛けた。発熱や呼吸器の炎症が起きた場合は、マスクを着用した上、早期に受診するよう求めた。
◇出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_26211628
https://std.stheadline.com/realtime/article/1978706/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E6%B5%99%E6%B1%9F6%E6%97%AC%E5%A9%A6H3N2%E6%B5%81%E6%84%9F%E8%88%87H10N5%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F%E6%B7%B7%E5%90%88%E6%84%9F%E6%9F%93-%E5%85%A5%E9%99%A2%E5%85%A9%E6%98%9F%E6%9C%9F%E5%BE%8C%E8%BA%AB%E4%BA%A1
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