米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、医療用麻薬フェンタニルの規制に関する米中の作業部会の初会合が、30日に北京で開催される見通しであることを米政府高官が明らかにした。米ブリンケン国務長官が昨年6月、中国の作業部会の設置を呼び掛けていた。

 米政府高官によると、バイデン大統領が昨年11月、中国の習近平主席とサンフランシスコで会談後、中国は自国のフェンタニルの製造会社の閉鎖に着手。米国の空港で押収されるフェンタニルの量が減少を始めている。中国はメキシコとも、フェンタニルの流入問題で対話を行った。

 米中の間では、ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と王毅外相の会談が26~27日に行われ、米中首脳の再度の対話実現に向け話し合いを行った。フェンタニル問題でも中国が協力の姿勢をみせていることは、米中の緊張緩和に向けたシグナルと受け取られている。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/5-01282024111303.html


https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20240129/bkn-20240129022259276-0129_00952_001.html