
この観光客は24日午前、韓国・仁川空港から瀋陽に向かった。到着後の税関の検査で、手荷物の日記帳を調べられたが、A4版の「世界地図」がはさまれ、そこには台湾が国家、台北が首都として記されていた。税関の係官は「台湾省を独立国と誤認させる恐れある」と述べ、チベットの境界線もあいまいだと指摘した。
税関は男性観光客を勾留して調査を始めた。男性は「日記帳に地図が付いていることを知らなかった。文字も小さく、税関がいう問題点もみえなかった」と述べた。男性は強く抗議するとともに、瀋陽の韓国人に助けを求めたところ、約1時間後に釈放されたという。
男性は「仕事で中国との間を30年余り行き来しているが、こんな目に遭ったのは初めて。物に問題があるなら押収すれば済むことで、人を勾留する必要はない」と話している。
◇出典
https://std.stheadline.com/realtime/article/1977528/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E9%9F%93%E6%96%87%E5%9C%B0%E5%9C%96%E6%A8%99%E7%A4%BA%E5%8F%B0%E7%81%A3%E7%82%BA%E5%9C%8B%E5%AE%B6-%E5%8D%97%E9%9F%93%E6%97%85%E5%AE%A2%E9%81%AD%E7%80%8B%E9%99%BD%E6%B5%B7%E9%97%9C%E6%89%A3%E7%95%99%EF%BC%91%E5%B0%8F%E6%99%82