中国メディアの央視新聞によると、黒竜江省鶏西市当局は20日午後3時50分、同市恒山区にある坤源炭鉱の斜坑でトロッコが暴走する事故があり、作業員12人が死亡、13人が負傷した。
トロッコが上り下りする際に制御不能となり、斜坑の下に向かって暴走したとみられる。地元当局が調査チームを立ち上げ、事故原因の調査を始めた。
別のメディアによれば、坤源炭鉱は11月に黒竜江省石炭安全管理局から安全防護施設の点検を受けて合格していた。事務所棟や浴室についても点検を受けていた。
中国では多数が死傷する炭鉱の事故が頻発。黒竜江省でも11月28日、双鴨山市の双陽炭鉱で事故があり作業員11人が死亡した。11月16日には、山西省呂梁市の炭鉱会社の事務棟で火災があり、26人が死亡、38人が重軽傷を負った。
今年2月には内モンゴル自治区西部のアルシャー盟アルシャー左旗にある露天掘り炭鉱で大規模な崩落事故があり、作業員53人が死亡、6人がけがした。
今年2月には内モンゴル自治区西部のアルシャー盟アルシャー左旗にある露天掘り炭鉱で大規模な崩落事故があり、作業員53人が死亡、6人がけがした。