香港メディアの星島日報によると、中国で呼吸器疾患の患者が急増する中、インフルエンザ、新型コロナウイルス、肺炎マイコプラズマなど7種類の病原体が同時に流行している。検査試薬の需要が急増しており、うちA型インフルエンザの検査試薬の月間購入量が通常の14倍を超えた。「病原体12種類の同時検出」のサービスを提供する企業も出現している。

 ネット上では、数種類のウイルスに感染したとの投稿が相次いでいる。国家衛生健康委員会も11月末、呼吸器疾患の多発は、インフルエンザや肺炎マイコプラズマなど多種類の病原体が同時流行しているためと指摘した。ネットショップでは11月から検査試薬の購入が急増。A型インフルエンザのほか肺炎マイコプラズマの検査試薬の月間購入量も通常の12倍を超えた。

 台湾の中央通信社によると、新型コロナウイルスの感染拡大時、中国で住民全員の使用が義務付けられた、スマートフォンのアプリ「健康コード」の使用が再開するとの情報が中国のネット上で拡散。住民に不安が広がっている。 

 「健康コード」は2020年初めから22年末まで中国の各省が導入。PCR検査の結果と連動して緑や赤色のコードが表示され、行動制限に使われた。多くの省で地域封鎖などコロナ対策が終了後も、「健康コード」アプリは使用可能な状態で存続している。

◇出典

https://std.stheadline.com/realtime/article/1968191/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%85%A7%E5%9C%B0%E7%94%B2%E6%B5%81%E6%AA%A2%E6%B8%AC%E5%8A%91%E9%9C%80%E6%B1%82%E6%9C%88%E5%A2%9E14%E5%80%8D-7%E5%A4%A7%E7%97%85%E6%AF%92%E9%BD%8A%E7%99%BC%E7%B6%B2%E5%82%B3%E5%A4%9A%E5%9C%B0%E9%87%8D%E5%95%9F%E5%81%A5%E5%BA%B7%E7%A2%BC

https://www.cna.com.tw/news/acn/202312060393.aspx