20231130垂中国メディアの金羊網によると、垂秀夫駐中国大使は28日午前、スパイ容疑で3月に拘束された製薬会社幹部の日本人男性と面会した。日本の駐中国大使が拘束中の同幹部と面会したのは初めて。日本政府がこの問題を重視していることを示した。(写真は東網のサイト)

 中国外務省の汪文斌副報道局長は29日、「当該日本人は、スパイ活動の容疑で、中国の関連機関が刑事的な強制措置を採った」と指摘。「中国は法治国家であり、法により事件を処理するとともに当事者の権利を守る」と述べた。 

 男性は、アステラス製薬の高級幹部で、日本企業がつくる「中国日本商会」の幹部も務めた。今年3月、帰国直前に「反スパイ法」違反容疑で中国国家安全省が勾留。今年10月に正式に逮捕された。

 香港メディアの東網によると、垂大使に同行した医務官が男性の健康状態を検査したが、問題はなかったという。

 先にスパイ容疑で中国で拘束され、釈放されたカナダ人のビジネスマン、マイケル・スパバ氏はこのほどメディアに、同時期に同じ容疑で拘束された、カナダの元外交官、マイケル・コブリグ氏に、北朝鮮に関する機微な情報を知ら間に提供していたことを明らかにした。

 中国外務省の報道官は29日、スパバ氏の発言を取り上げ「中国が任意にカナダ人を拘束したと、カナダが批判したことは、完全にでたらめだったことが証明された」と指摘「カナダが作り上げたうそは、最終的に事実で覆された」などとと述べた。


◇出典

https://news.ycwb.com/2023-11/30/content_52355916.htm

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20231129/bkn-20231129160036180-1129_00952_001.html