米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、バイデン米大統領と習近平中国国家主席の首脳会談が15日、米サンフランシスコ近郊の「ファイロリ」邸で始まった。両首脳の会談は約1年ぶりとなる。(写真はRFAのサイト)
台湾の中央通信社によると、会談の冒頭でバイデン大統領は「両国は競争を管理することに責任を負うべきだ。米国はこの方向で努力したい」と発言。習主席は「大国間の競争は進むべき方向ではない。中米両国と世界の問題を解決できない」と語り、冒頭から意見が相違した。
バイデン大統領は「競争が衝突に変わらないよう、責任を持って管理する必要がある」と指摘。一方で「気候変動や人工知能など、世界が直面する課題では、共同の努力が必要だ」と語った。
習主席は「大国が背を向け合うのは、良い選択でない。相手を変えようとするのは現実的でない。衝突の結果に誰も責任を終えない」などと語り、大国が競い合うのは時代の傾向に合わないとの考えを示した。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/10-11152023161340.html