20231113崩落 中国メディアの光明網によると、湖北省襄陽市政府は12日、民営の襄陽健橋病院が、ニセの出生証明書を販売していたとして、葉有芝院長(55)ら6人を拘束したと発表した。(写真は東網のサイト)

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、ニセの出生証明書は、1件約10万元(約207万円)で販売。誘拐され売られた子どもの身分偽装に使われていた。

 出生証明書の偽造は、人身売買摘発のボランティアを名乗るアカウントが、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で6日に暴露した。それによると病院は長期間、人身売買組織と結託。出生証明書やワクチンの接種証明書など新生児に必要な書類を偽造して販売していた。人身売買組織は男女の乳児に10万元以上の価格をつけ、10省で売っていたという。

 乳児を買った側は、出生証明書などにより戸籍の問題が解決できた。また、同病院に入院すれば、中国で義務付けられている乳児の採血などを終えて、完全に自分の子どもと偽装できたもようだ。

 RFAによれば、中国では出生証明書の偽造は、同病院に限らず、様々なルートで可能。山東省の男性は「友人の親戚が米国移住に必要なため、医師に賄賂を渡して、出生証明書を作ってもらった」と話している。

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