
中国国営新華社通信によると、今年4月18日、北京市豊台区の北京長峰病院で起きた火災で、29人が死亡、42人が死亡した事故で、国務院(中央政府)常務委員会は25日、「4.18重大火災事故調査報告書」を了承した。報告書は火災の原因として、安全管理が不十分なま、病院で違法な改造工事が進められ、作業中の火花が可燃物に引火したことが原因と結論づけた。(写真は星島日報のサイト)
同通信によれば、中国共産党党中央規律検査委員会と国家監察委員会は、北京市の衛生健康分野を管轄する靳偉副市長に、職務怠慢などを理由に警告処分とすることを決めた。
火災は 4月18日午後0時50分に同病院で発生。消防や警察が出動し午後1時33分ごろ鎮火した。午後3時50分までに、患者と家族、病院のスタッフ142人が避難した。
事故調査報告書によると、出火当時、同病院内では施工業者が改造工事を行っていた。エポキシ樹脂製の塗料を使うなどして燃えやすい気体が立ち込める中、金属板を切断中に発生した火花が近くの可燃物に引火。まもなく病院内の木製の内装材などに燃え広がった。
病棟内の防火壁は機能をせず、消防施設も作動しない中、炎が拡大するとともに大量の煙が充満。病棟の高層階を中心に患者多数が逃げ遅れ死傷した。
調査報告書は、病院の責任体制があいまいで、施工業者の違法な作業を許したことが主要な問題だったと指摘。地方の党政府も、リスク意識が薄弱で、医療機関に対する審査と完全管理が不徹底だったとして、問責のための調査を求めて、事件を中国共産党党中央規律検査委員会などに送ったことを明らかにした。
◇出典
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