中国のニュースメディア、澎湃新聞によると、吉林省梅河口市和平街道の住宅団地「翠園小区」の971号棟の302号室で24日午前6時50分ごろ爆発があった。住民1人が死亡、1人が重傷、15人が軽傷を負った。当局は、住民がガスの使い方を誤り、爆発したとみている。(写真は澎湃新聞のサイト)
爆発で302号室の上下階の部屋が破壊され、外壁に大きな穴が空いた。周辺の棟でも窓ガラスが割れたり、窓枠がゆがむなどの被害が出た。
近くの商店主は「家にいると大きな爆発音が聞こえた。わが家は現場から500メートル離れているが、衝撃波がすごく地震みたいに揺れた」と話している。
ニュースサイトの央広網によれば、近くの住民は「子どもを学校に送るため、階段で階下に向かっていたらすごく大きな音がした。驚いて踏み外すところだった。1階に降りると、住民が集まっているのが見えた」と述べた。
梅河口市応急管理局は、事件の通報を受けて係官を現地に派遣したが、事故の詳しい原因や被害状況は分からないとしている。
中国では集合住宅のガス爆発事故がしばしば発生。23年6月には山東省浜州市の高層住宅の1棟でガス爆発があり、女性1人が建物外に吹き飛ばされ転落死した。昨年7月には、黒竜江省ハルビン市の集合住宅の1室でガス爆発があり、1人が死亡、7人がけがした。
◇出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_25041827
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1780614689870525062&wfr=spider&for=pc
◇参考情報