中国疾病対策予防センターが10日発表した、全国の新型コロナウイルスの感染状況によると、9月の新規の重症患者は398人、死者は45人だった。うち44人は基礎疾患との合併症で死亡した。中国のニュースメディア、澎湃新聞が10日伝えた。(写真は東網のサイト)
中国の各医療機関の発熱外来の受診者は、9月1日は11万6000人だったが増加し、18日には17万7000人でピークとなった後、30日は14万1000人に減った。また、外来の急患のうち「インフルエンザのような症状」の患者が占める割合いは8月28日~9月3日の3.4%から、翌週には4.6%に上昇し、その次の週には4.5%に低下した。
全国で9月に新型コロナ感染者1万1629人のゲノム解析を行ったところ、全員がオミクロン変異株で、派生型「XBB」が主流を占めた。
香港メディアの東網によると、中国のネット上では「のどの痛み」の訴えや、オフィスでせきをする同僚が絶えないなどの書き込みが相次いでいる。多くの病院で感染症科や小児科の医師らが、最近、発熱外来の受診者が増加傾向にあると指摘している。
◇出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_24903870
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20231011/bkn-20231011100124668-1011_00952_001.html
○北京と上海でコロナ感染拡大=第3波既に到来か◇参考情報