米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、香港では7~8日に100年に一度と呼ばれる豪雨があり、8日には街路数十本が冠水したほか地下鉄が浸水し一部の路線が運休した。山間部では山崩れも起きた。(写真はRFAのサイト)
香港市民の一部は、大量の水が突然押し寄せたことや浸水の程度から、深センのダム放流が原因との指摘が出ている。香港政府の保安局長は、水害とダム放流の関連を否定した。
台湾の中央通信社によると、深セン市洪水干ばつ対策弁公室は危険水位を超えたとして、8日午前0時15分から「深センダム」の放流を行うと通知した。放流量は当初、毎秒80立方メートルとしたが、同日午前3時15分、毎秒120立方メートルに拡大した。
香港市民が相次いでフェイスブックやX(旧ツイッター)などの交流サイト(SNS)に投稿した多数の画像はほぼ、8月初めに中国本土の北京・天津・河北(京津冀)地区で起きた水害の再現だった。香港市民の間では、深センを守るため香港を犠牲にしたとして怒りが高まっている。
中国では最近、ダムの放流による水害が頻発。8月初めには台風5号(トクスリ)の影響で中国本土の華北と東北で大雨が降り、ダムの放流や堤防を壊して遊水地への導水が行われて各地で深刻な水害が発生。河北省タク州市では現在も復旧が進んでいない。
中国では最近、ダムの放流による水害が頻発。8月初めには台風5号(トクスリ)の影響で中国本土の華北と東北で大雨が降り、ダムの放流や堤防を壊して遊水地への導水が行われて各地で深刻な水害が発生。河北省タク州市では現在も復旧が進んでいない。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/huanjing/gf2-09082023072259.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202309080097.aspx
https://www.cna.com.tw/news/acn/202309090110.aspx
https://www.cna.com.tw/news/acn/202309100038.aspx
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230909/bkn-20230909081759555-0909_00952_001.html
◇参考情報