中国メディアの中国青年網などによると、台風11号（ハイクイ）が5日上陸した影響で、福建省各地で5～6日に激しい雨が降り、24時間の累計雨量が計100～250ミリと、過去最多を記録した。（写真は東網のサイト）

　省都の福州市ではダム420カ所のうち49カ所、主要河川の梅渓、大樟、敖江がそれぞれ危険水位を超過。中心部の市街地80カ所余りが冠水した。被災者は5万人余りで、うち3万6000人余りが避難した。福州の地下鉄は6日、全線が運休した。

　香港メディアの東網によると、福州の市街地の冠水は最大で水深1.4メートル。道路の下をくぐるアンダーパスでは水深が最大で4メートルを記録した。住宅団地は63カ所で深刻な浸水が発生。家屋1000戸が損壊したほか、道路、通信や電気設備にも被害が出た。

　中央気象台によれば、6～7日、福建と広東、江西、湖南、海南で大雨となったもよう。広東北東部と南東部の沿海地区、江西南部では100～180ミリの猛烈な雨になったとみられる。

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