
同市を管轄する雲浮水文局は2日夜、市内を流れる太平河の洪水警報を発令。危険地域の1958人が避難した。ネット上の映像によると、羅定市中心部は一面水に覆われた。ネット民の1人は、水害はダムの放流が原因と指摘。2日夜「台風の影響で羅定ダムが放流を開始した。放流口5つ全部を開き、周辺の村落が影響を受けた」と書いた。
台湾の中央通信社によると、中国華北と東北では8月初め、台風5号(トクスリ)の影響で大雨が降った。華北では北京を守るため、川の水の遊水地への放流が行われ、河北や天津で大規模な水害が起きた。河北省タク州市では現在も復旧が終わっていない。
広東羅定の今回の水害でも、住宅や車が短期間で水に浸かり、市街地一面が冠水するなど、8月初めの華北と同様の場面が再現された。X(旧ツイッター)では華北の教訓が活かされていないとの指摘も出ている。
◇出典
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230905/bkn-20230905163047248-0905_00952_001.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202309050144.aspx
◇参考情報