20230810尚志 中国メディアの澎湃新聞によると、台風5号(トクスリ)の影響により100年に一度といわれる豪雨に見舞われた黒竜江省尚志市で10日以降、台風6号(ケーミー)による大雨が降る見通しだ。同市政府は、10~12日、市内全域で休業、休校とすることを決めた。(写真は東網のサイト)

 尚志市では10~12日、50~70ミリの大雨と強風が予想されている。同市の台風5号の際の雨量は、1957年以来最多となり、今月2日以降、全市で休業休校措置が行われた。同市でこの時の大雨を経て、水害防止施設の能力が低下しており、2度目の大雨で被害が拡大する恐れがある。

 同市政府は市民に対し、10日以降は不要不急の外出を避け、天気予報に注目するよう求めた。また、川やダム、水路、貯水池など危険な場所から離れ、堤防や橋などに行かないよう呼びかけた。さらに、地下駐車場や地下室を閉鎖するよう関係者に求めた。

 尚志市は、黒竜江省を代表とする食糧産地。農地の面積は約21万ヘクタールで、コメ、大豆、コーンを栽培している。丘陵と川が入り組む地形のため、台風5号が絡む大雨の際に発生した洪水により、川沿いの農地が大きな被害を受けた。一部の水田は収穫不能となった。

◇出典

https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_24170238

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1773464045644750839&wfr=spider&for=pc

◇参考情報
水害で高速道路の橋桁落下=車2台が転落―黒竜江