20230608紅杉 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米ベンチャーキャピタル(VC)大手、セコイア・キャピタルは6日、事業を米国、中国、インド・東南アジアに3分割すると発表した。うち中国法人の英語名称を「セコイア・チャイナ」から「ホンシャン(紅杉)」に変更する。分割は24年3月末までに終える。(写真はRFAのサイト)

 ロイター通信は消息筋の話として、米バイデン政権が米国企業による対中投資を規制し始めたため、セコイア・キャピタルも安全保障の専門家を雇い、リスク軽減に向けた助言を受けていると伝えた。

 同通信によれば、セコイア・キャピタルが発表した事業分割の声明は、地政学的な理由を挙げていない。ただ、地政学的な緊張の激化で資金調達と投資が困難となっている。

 セコイア・キャピタルは2005年に中国に進出し、これまでに1200社余りに投資した。投資先には、アリババ集団傘下のアント・グループや出前アプリの美団、電気自動車(EV)メーカーなど有力企業が含まれている。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/1-06072023123338.html

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