米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国経済の悪化を背景に、中国では日本と香港の企業の撤退が相次いでいる。広東省では国有企業1社が大学新卒者2000人の採用計画を中止した。

 パナソニックエナジー傘下のパナソニックストレージバッテリー瀋陽(PSBS、遼寧省瀋陽市)が5月31日、操業を停止し、29年間にわたる事業を終えた。三菱自動車が出資する自動車製造会社、広汽三菱汽車は5月に予定していた生産再開が再び延期になった。広東省東莞市の香港資本の染色業、明海整染廠が6月末の廃業を決めた。

 PSBSは鉛蓄電池を生産。パナソニックエナジーは鉛蓄電池の生産を中止しており、操業停止はそのためとみられる。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/jingmao/gt-06012023002958.html