20230530上海
 中国のニュースメディア、央広網などによると、上海市気象局は29日、同日午後1時09分、同市中心部の徐家匯観測所で36.1度を記録したことを明らかにした。5月としては約150年ぶりの最高気温更新。1876年以降、5月の最高気温は35.7度だった。スマートフォンのアプリでは、体感温度が40度以上となった。(写真は中央通信社のサイト)

 上海中心気象台は同日午後0時10分、高温では4段階で上から3番目の「黄色警報」を発令。上海市中心部、浦東、青浦、閔行、嘉定などで気温が35度を超えたとみられる。 

 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、地球温暖化により世界の多数の国で熱波が発生。東南アジアや南アジアでは最近数週間、気温が記録的な高さとなっている。気候研究機関「世界気象アトリビューション(WWA)」は5月、気候変動により熱波が発生する可能性が30倍以上に高まっているとのの見方を示した。

 上海の住民の1人も「この暑さは環境問題だ。世界はますます暑くなっている。以前よりもエアコンを動かす時期が早まった」と話している。

◇出典

https://www.163.com/dy/article/I5TPROIQ0514R9NP.html
https://www.rfi.fr/cn/%E4%B8%AD%E5%9B%BD/20230529-%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E7%99%BE%E5%B9%B4%E6%9D%A5%E6%9C%80%E7%83%AD%E4%BA%94%E6%9C%88%E5%A4%A9-%E4%BD%93%E6%84%9F%E6%B8%A9%E5%BA%A6%E9%A3%86%E4%B8%8A40%E5%BA%A6

◇参考情報
各地で熱中症患者相次ぐ 浙江や四川では死者