中国メディアの極目新聞によると、北京市疾病対策予防センターがこのほど、2023年第17週(4月24~30日)から2週間連続で、新型コロナウイルスの感染者がインフルエンザを上回り、法定伝染病の中で感染者数が首位となったことを明らかにした。第18週(5月1日~7日)に、北京市の法定伝染病の感染者は1万人を超えた。
同センターによると第18週の北京市の法定伝染病16種類の感染者は1万0508人。感染者数で上位5位は、コロナ、インフルエンザ、感染性胃腸炎、結核、赤痢で法定伝染病感染者の97.7%を占めた。
北京では23年第7週(2月6日~12日)に、インフルエンザの感染者がコロナを超えて法定伝染病の首位となったが、第17週に再びコロナと交代した。
台湾の中央通信社によると、中国のネットでは「二陽」(2回目のコロナ陽性)などの言葉が、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」で検索語の上位に浮上。コロナの感染拡大が起きるかに関心が高まっている。
福建医科大学付属第一病院感染科の丁海波主任は「五一(労働節)連休」後、同病院の発熱外来でコロナの陽性と診断されるケースが増えていると述べた。ただ、患者の多くは症状が軽く、発熱や喉の痛み程度だという。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1766043682681889447&wfr=spider&for=pc
https://www.cna.com.tw/news/acn/202305170078.aspx
◇参考情報