20230510避難中国ニュースメディアの極目新聞によると、四川省達州市宣漢県で8日、10階建てアパートの壁に亀裂がみつかり、全員が緊急避難した。県住宅建設局は専門家を呼んで建物の検査を進めている。宣漢県では4月にアパートの崩落事故が起きた。(写真は上游新聞のサイトの画面)

 当局によると、これまでのところ建物の構造に欠陥はみつかっていないが、部材の一部に問題がある可能性があるという。住民は「亀裂は1カ所だけではない。大きくも小さくもないが、危険を感じる」と話している。

 騰訊網によると、宣漢県では4月11日にも地上10階、地下2階、面積2100平方メートルのアパートが突然崩落した。同県の警察によれば、けが人は見つかっていない。

 崩落したアパートは22年10月、宣漢県住宅建設局の検査で危険な建物と判定され、入居する21世帯、66人が全員移転した。22年末から補修工事の準備が進められていた。

 中国では建物の崩落事故がしばしば発生。22年4月には、湖南省長沙市望城区で8階建ての雑居ビルが突然崩落し、少なくとも26人が死亡、10人がけがした。21年11月には、江西省南昌市で、製薬会社の6階建ての職員寮が崩落して4人が死亡した。

◇出典

https://www.cqcb.com/diyixianchang/2023-05-09/5256971_pc.html