中国メディアの人民日報などによると、水利省は7日、江南や華南北部、西南北東部で5日から大雨となり、累積雨量は、江西撫州の三源で406ミリ、福建南平の邵武で313ミリに達したと発表した。（写真は東網のサイト画面）

　江西と福建などの河川21本で水位が警戒レベルを超えた。うち3本では水が堤防の最上部に迫っているほか、中小河川2本で観測開始以降で最大規模の洪水が起きた。

　水利省の水害・干ばつ防御局の責任者は、中国南方地区の大雨と増水、特に江西の状況に警戒を強めており、専門チームを現地に派遣して対策の指導を行わせていることを明らかにした。

　中国は3月24日増水期に入ってから、全土の平均雨量が70ミリで平年を6％上回った。うち西北地区東部や江淮地区北部、湖北北東部の降水量は平年の1.5倍から3倍に達した。江西や湖南、福建など6省・自治区では河川50本の水位が警戒レベルを超えた。

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