中国のニュースメディア、中国新聞網によると、四川省四川省什ホウ（方におおとり）市エイ華鎮の山林で22日午後5時ごろ、3人の遺体が見つかったとの通報が警察にあった。同市公安局によれば3人は四川巴中の女性（30）、福建泉州の男性（26）、河南許昌の男性（26）。公安局は、20日午後、山林内で服毒自殺したとみている。(写真は東網のサイト画面）

　中国では今月4日にも、湖南省張家界市の山岳景勝地「張家界天門山」風景区で、観光客の男3人が崖から飛び降りて死亡。女性1人は引き止められたが、服毒しておりまもなく死亡した。4人は、福建、河北、河南、四川の22～33歳だった。

　香港メディアの東網によると、四川什ホウの事件では、登山客が22日に山林を下山中、男女3人が倒れているのを発見し通報した。直ちに警察や消防約100人が駆けつけて遺体を収容した。山林は四川省都の成都から車で1時間半。常に霧が立ち込めていることで知られ、毎年、道に迷って助けを求める登山客がある。

　台湾・中央通信社によると、湖南張家界の4人の自殺事件では、全員が事前に自殺であることを書いた遺書を残していた。4人は全員が農村出身で家が貧しく、家族の生活状が良くなかったという。