中国のニュースメディア、上游新聞によると、山東省済寧市泗水県・聖水峪鎮にある市街地で19日午前10時44分ごろ、大型トレーラー街路を猛スピードで突進、別の大型トレーラーに正面衝突した後、道路脇の建物にぶつかって止まった。露天商や歩行者らが巻き込まれ、7人が死亡、10人がけがした。（写真は上游新聞のサイトの画面）

　香港メディアの東網によると、現場の監視カメラには、猛スピードで走大型とトレーラーが、低スピードで街路を進む赤色の大型トレーラーの左側に激突し、さらに走り続けて歩行者をはねたり、他の車にぶつかる映像が残されていた。路上には住民ら複数の人が倒れている映像もネットに投稿されている。

　事故発生時、市街地では定期市が開かれており、住民多数が買い物したり、農家が農産品を売るなどしていた。住民の1人は「数十人がけがして運ばれた」と述べた。地元の保健機関の職員は「町の保健機関は設備がないので、けが人は県の病院に運ばれた」と話している。

　中国では街路や集落で自動車が暴走し、住民多数が死傷する交通事故がしばしば発生。今年１月には、江西省南昌市南昌県の幽蘭鎮で、地元住民の葬列にトラックが突っ込み、17人が死亡、22人がけがした。

　昨年７月には、河南省ラク（さんずいに累）河市舞陽県の張家路で、別の交通事故を起こし逃走中のオフロード車が歩行者らを次々にはね、1人が死亡、26人が重軽傷を負った。