北京市で50代の日本人男性が今月、中国国内法に違反した容疑で当局に逮捕された。男性は大手製薬会社、アステラス製薬の社員と分かった。日本の報道を引用し、台湾中央通信社が26日伝えた。(写真は東網のサイト画面)
男性は「反スパイ法」違反容疑に問われた可能性がある。日本政府は、中国当局に速やかに釈放するよう求めた。中国で2014年以降、反スパイ法容疑などで当局に逮捕された日本に人は今年2月までに計16人に上る。
一方、米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米国の企業調査会社ミンツ・グループの北京事務所が24日までに、中国当局の家宅捜索を受け、中国人スタッフ5人が拘束された。ミンツ・グループは北京事務所の業務を一時休止した。
ミンツ・グループは米ニューヨークに本社を起き、世界で事務所18カ所を運営。約450人が働いている。
北京では25~27日、北京釣魚台国賓館に外国企業のトップを集めて国際フォーラム「中国発展高層論壇」を開催。米アップルや韓国サムスン電子、インテル、シーメンス、BMWなどの最高幹部らが出席を表明した。
国際フォーラムの開幕直前、ミンツ・グループの捜査が行われたことに、国際世論が注目。中国当局が「対外開放」を高く掲げる一方、外国企業への圧迫を強めたことで、米企業関係者らに戸惑いと不安が広がっている。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/aopl/202303260165.aspx
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230326/bkn-20230326070725824-0326_00952_001.html
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/jt-03242023112008.html
◇参考情報