
モンゴルで発生した黄砂が21日夜、中国北西部に拡散。北京には22日未明に到達した。黄砂は最大で約100万平方メートルに広がる見通し。ただ、22日午後には高気圧が南下して黄砂の影響が収まり、空気の質が好転するとみられる。
北からの強い寒気の影響で、黄砂は北京のほか華北や東北にも到達。中国北方地区では今年に入り最大規模の黄砂となった。甘粛中西部は強風とともに黄砂が覆い、視程は2~7メートルに低下した。
北京は22日午前のラッシュ時に黄砂に覆われ、通勤通学が影響を受けたとみられる。北京・天津・河北(京津冀)首都圏の黄砂は今年3回目となった。
一方、中国南方では寒気の南下にともなって対流が発生。浙江や江西、広東など6省では24日まで、豪雨や雷、強風、ひょうなどの荒れた天気になると予想されている。